往生際の意味を知れのヒロインの面倒くさすぎる可愛さは、丸戸作品のヒロインみたいだ。

 

丸戸作品で思い出したけど、ホワイトアルバム2は本当に悪魔みたいなゲームだったな。これ以上やったら心が苦しくなるのが分かっているのに面白すぎて先に読み進めずにはいられないという。まず構造がヤバい。アニメにもなった高校生編で、かずさと結ばれたけど、離れ離れになり、雪菜と友情以上だけど、絶対恋人にはなれない、けど特別な関係という超複雑な関係になり、明るかった雪菜はどこか影のあるしっとりというかジメっとした感じになる。主人公はかずさのことふっきれてるようなふっきれていないような感じで引きずりつつも、雪菜とは特別すぎる関係だからこそくっつけない感じになる。そんな中でのヒロインたちはアルバイト先の後輩、インターン先の女上司、ゼミ仲間の3人。それぞれとくっつくときも過去の恋愛の傷と同時に、雪菜が毎回フラれる事になって、それが毎回心にクる。そうだよな恋人を裏切って振るのがホワルバだよな~~!って毎回面白いながらも辛い気持ちになった。で、作中の前半で、一時的に帰国していたかずさが主人公の後ろを通り、すれ違うシーンがある。けど、振り返るという選択肢は表示されるけど、選択できない。察しの良いエロゲーマーの俺らはすぐ理解する。はいはい、これ雪菜ルートクリアーしたらこの選択肢が選べるようになってかずさルートやるんでしょわかりますわかります。だから、普通に雪菜とくっつくルートやってはぁ良かったねとなり、かずさルートはまた雪菜が可哀想だけどやりますか~!って思ったら、ここでとんでもない仕掛けがあった。雪菜とくっつき、その後数年が経過、そこからかずさが帰ってきて最終章開始。えっ!?!?リアルにおいやめてくれよ、、、って声が出た。マジで地獄じゃねぇかよ。、そうだよな。友人以上恋人未満の特別な女性を裏切って他の女に行くゲームじゃないよな。『恋人』を裏切って他の女に行くゲームだよなぁぁ!あの野郎やりやがった!!!ってモニターの前のエロゲーマーが全員心の中で悲鳴上げた瞬間。そんでまた、雪菜とくっつくルートはまだ良いよ。心が揺れつつも平和だよ。だけど、かずさルートが本当に地獄。なにせ雪菜とは結婚直前まで行ってる。そこから、家族同然の付き合いをしてきた雪菜の父母、弟にめちゃくちゃに罵られて、仲間や友人からも最低と罵倒され、それでも、それでもかずさなんですか?愛の為なら裏切るんですか?と常に問い続けられる。雪菜が身体でつなぎとめようとするのに対して、かずさとは最後の最後までずーっとプラトニックな関係のまま。これがまぁ本当にキツイ。ほんとめちゃくちゃ面白いけど二度とやりたくないゲームだったなぁ

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クロージングチャプターって言ったら、そら高校生編の続きで前後編だと思うじゃん。マジで騙す気しかない。

 

www.youtube.comクロージングチャプターで雪菜と結ばれたあとにこれ流れてきた時の絶望感ったらないよ。「ただいまからWhiteAlbumを開始するッッッ!」って言われた気持ちになった