人工肛門も難しい状況で、別の方法をとることに。思っていた以上に進行している。病院の先生ははっきりとは言わないけど、間接的な表現でも母の寿命がもう長くないと痛感している。今となっては、もしかしたら刈谷から転院しないですぐやっていたら、もう少し良かったのではないか、、、という気持ちも芽生えてしまうが、それでも不信感を持ってしまった病院よりは、自らの意思で選んだ病院で治療を選んだ方が本人にとっては良かったと思うほかない。それにそこで生まれた時間で、好きな料理屋さんや、お高いお寿司屋さん、昔から行きたかったホテル浦島、母と妹と孫との東京旅行等、出来る限りの事はできたと思ってる。後悔は無いとはとても言えないけど、少しでも夢を叶える事はできたのではないだろうか。そう思いたい。母は少しでも延命の可能性があるなら、あとであぁすれば良かったと後悔したくないと強い意志で人工肛門外の方法を選んだ。どちらにせよリスクはある。抗がん剤治療でも良くはならない。けど、少しでも長く生きる、というよりかは可能性に賭けたい本人の意思が本当に報われる事を祈ってる。少しは退院して、孫と触れ合う時間をプレゼントしたい。せめて美味しいものを食べる時間や、母の実家や、お世話になった心療内科の先生にお礼を言ったり、そういう時間を少しでも与えてあげてほしい。あと単純に俺がもう少しだけでも良いから母と一緒に過ごしたい。自分がこんな状況になったら暴れるぐらい自暴自棄になりそうなのに、子供である俺達にそういう姿を見せない母、もっと我儘になって愚痴や文句を言っても良いのに、そうしない。自分のことより子供たちの事ばっかり気にして、周囲の人の事のことばっかり気にしてる人で、でもそういう母だから尊敬しているし好きだった。病院にお見舞いできる時間は15分と決まっているので、さほど長い時間は一緒に過ごせない。今自分にできることはなんだろうってずっと思ってる。前向きに頑張っている母を応援するように愛が伝わるように、伝えられるうちに文章でできる限り送りたい。今までの過去の人生で嫌な人間が沢山いたし、そいつらに振り回されてきた母の人生はどう考えても大変なもので、やっとその環境から逃げられて、これから楽しい人生を送ろうよ、といっつも話していた。まだ人生90歳ぐらいまで生きないと、楽しく幸せにいきてあいつらに復讐してやろうとずっと話していた。たった3年から4年じゃないか。死ぬほど悔しい。何故あいつらが長生きしていて、母がこんなに早く死なないといけないのか。理不尽すぎる。もっと早く逃げれるようにしてあげたら良かったとか、後悔やたらればは消えない。自分の寿命を分けられるなら分けてあげたい。でも、あなたの息子と娘はあなたが好きで、心の底から思ってるので、そんな子供がいて幸せだったなって最期まで思って、せめて少しは幸せだったって思って欲しい。